FIP制度とは

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FIP制度とは

FIP (Feed-in Premium:フィードインプレミアム)制度とは、再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスなど)で発電された電気を再エネ事業者が販売する際、電気市場(電気を売り買いする場)での市場価格に加えて、「プレミアム単価」という政府からの補助金が上乗せされた価格が再エネ事業者に支払われる制度のことです。

例えば、「プレミアム単価」が12円/kWhの月は、次の価格が再エネ事業者に支払われます。

5/10
市場価格:10円/kWh ← 変動
プレミアム:12円/kWh ← 固定
再エネ事業者の買取価格:22円/kWh

5/11
市場価格:7円/kWh ← 変動
プレミアム:12円/kWh ← 固定
再エネ事業者の買取価格:19円/kWh

さらにわかりやすく

再エネ事業者が発電した電気は、まず電力市場で売られます。購入を希望する小売電気事業者(=電気の小売りをする会社)が電気を買い、その電気を家庭に届けます。

電気の値段(市場価格)は、需要と供給のバランスや天候によって毎日変わります。例えば「風が強い日」には発電が増えて電気が余り、市場価格が下がるため、再エネ事業者の利益が小さくなったり赤字になる可能性があります。

そのため、電力市場での電気の売り買いは、日々変動する市場価格に、「プレミアム価格」という政府からの補助金を足したものが、再エネ事業者に支払われます。「プレミアム価格」は1カ月単位で見直されます。

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